星の一枚 · 06
書かない場所も、あなたのもの。
開いた本の白いページには、まだ失敗も正解もありません。余白は、早く埋めなければいけない穴ではなく、これから選べる場所。予定にも気持ちにも、白い一角を残す札です。
予定がない時間を、すぐ別の用事で埋めなくてもいい日。少しぼんやり眺める、途中でやめる、あとで決める。その余白があっても、今日一日が空っぽになるわけではありません。
今日の予定に、何もしない短い区切りをつくる。
埋めなくてもいいと思えたら、どこを空ける?
会話の間や返信までの時間に、まだ書かれていない事情があるかもしれません。空白をすぐ悪い意味で埋めない読み。予定の確認が必要なら具体的に聞き、急がない話なら待つ選択も持って。
返事から分かることと、想像したことを分ける。
いま確認したいのは、予定? それとも気持ち?
新しい案を足す前に、今の案から一つ引く読み。伝えたいことを全部詰めるより、一番見てほしいものが見える場所を空けましょう。説明、画面、会議。余白を作れる場所はどこでしょう。
資料や説明の、主役ではない一つを外して見比べる。
一つだけ覚えてもらうなら、何を残す?
ホシカルテ独自の絵札と読み物です。札は人の気持ちや未来を確定せず、自分の経験に重ねて楽しむためのものです。