📊占いの「レア度」は本当か?ホシカルテが出現率を実測に変えた理由
「あなたは激レアタイプ!出現率わずか3%」——診断系のコンテンツでよく見る表示です。ホシカルテもこれを出していました。ですが、自分たちで検算したところ、その数字は事実ではありませんでした。ここでは何が間違っていたのか、なぜそうなるのか、どう直したのかを包み隠さず書きます。占いを楽しむうえで、数字の扱いだけは正直でありたいからです。
12タイプの出現率は、実は計算できる
ホシカルテの本質タイプは、生年月日から決まります。具体的には、星座のエレメント(火・地・風・水の4つ)と、数秘術のライフパスナンバーを組み合わせて12タイプに分けています。
ということは、出現率は推測する必要がありません。すべての生年月日を実際に数えれば、正確な割合が出ます。占星術の解釈は人によって違っても、日付の数え方に解釈の余地はありません。
実際に1940年から2025年までの全日付(31,412日)を数えました。結果、12タイプの出現率は8.21%〜8.49%。つまり、どのタイプもほぼ同じ約8.3%でした。
なぜ、ほぼ均等になるのか
理由は単純です。エレメントは4種類あり、12星座がきれいに3つずつ振り分けられています。だから、どのエレメントもおよそ4分の1。
そこにライフパスナンバーによる3分割が掛かります。ライフパスも、生年月日の数字を足して求める以上、ほぼ均等に散らばります。
4分の1 × 3分の1 = 12分の1、つまり約8.3%。どのタイプも同じ大きさの箱に入るように設計されているので、構造上、レアなタイプは生まれようがないのです。
私たちが表示していた数字は、事実と違っていました
以前のホシカルテは、12タイプの出現率を3%〜12%と表示していました。いちばん少ないタイプには「★★★★★ 激レア・出現率 約3%」と出していました。
この数字は、実測ではありませんでした。合計が100%になるように置かれた、根拠のない数字です。実際にはそのタイプの出現率は約8.3%で、他のタイプと変わりません。誰も「3%の激レア」ではなかったのです。
しかもこの数字は、シェア画像(SNSに投稿されるカード)にも入っていました。つまり、事実でない数字が拡散されうる状態でした。占いの結果の解釈が当たるかどうかはエンタメの範囲ですが、「出現率」は事実の主張です。ここを盛るのは、占いの楽しさとは関係のない、ただの不正確さだと判断しました。
どう直したか
まず、出現率を実測値に置き換えました。手で数字を書く方式そのものをやめ、サイトが起動するたびに全生年月日を数えて算出しています。だから、この記事に書いた8.3%と、図鑑に出る数字は必ず一致します。ずれようがありません。
そのうえで、12タイプの「★レア度」表示は廃止しました。均等なものに順位をつけても意味がないからです。
代わりに、レア度は「あなたの組み合わせ」で出すことにしました。星座 × ライフパス × 本命星(九星) × 干支の組み合わせです。こちらは実際に数えると3,888通りあり、いちばん珍しい組み合わせと多い組み合わせでちょうど3.75倍の差があります。これは本物の差なので、順位も割合も正直に出せます。
レア度は、占いの本体ではない
最後に、いちばん大事なことを書いておきます。レア度は、結果をシェアして楽しむための飾りです。占いの本体ではありません。
珍しい組み合わせだから運がいい、ということはありません。ありふれた組み合わせだから平凡だ、ということもありません。数字が小さいと嬉しくなるのは人情ですが、それは占いの中身とは無関係です。
ホシカルテが大事にしたいのは、占術としてきちんと機能することです。星座も、数秘も、九星気学も、それぞれ長く受け継がれてきた見方があり、そこは丁寧に扱う。そのうえで、遊びの部分は遊びとして正直に作る。飾りのために事実を曲げないほうが、結局は長く楽しんでもらえると考えています。