🔒八方塞がりの年とは?意味と過ごし方、厄年との違い
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神社の掲示や年始の占いで見かける「八方塞がり」。名前の印象が強く、その年に当たっていると分かると身構えてしまいます。ただ、これは九星気学のなかでは仕組みのはっきりした考え方で、意味を知ればそこまで恐ろしいものではありません。何が塞がるとされるのか、厄年とはどう違うのか、順番に整理します。
本命星が中央に入る年のこと
九星気学では、9つの星が毎年めぐる盤の上を移動します。中央(中宮)と、八方位の合計9か所を、順番に回っていく仕組みです。
このうち、自分の本命星が中央に入る年が八方塞がりです。中央にいるということは、周りを八方位すべてに囲まれた状態。どちらを向いても自分の星が良い位置にない、つまり八方が塞がっている、と表現されます。
9か所を1年ずつ回るので、八方塞がりは9年に1度めぐってきます。誰にでも規則正しく訪れるもので、特定の人だけに起きることではありません。
そして中央にいる年は、動く方角がない代わりに、盤の中心に座っている年でもあります。流派によっては「力が内にたまる年」「基礎を固める年」と説明されます。
厄年とは別のもの
よく一緒に語られますが、八方塞がりと厄年はまったく別の体系です。
厄年は数え年で決まります。男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳が本厄とされるのが一般的で、生年月日の星とは関係ありません。神社や地域によって年齢の扱いに差があります。
八方塞がりは九星気学のもので、本命星がどこに位置するかで決まります。年齢ではなく、生まれ年から決まる星が基準です。
つまり、八方塞がりと厄年が重なる年もあれば、まったく別の年に来ることもあります。両方が同じ年に来たからといって、影響が2倍になるという根拠はありません。別々の物差しが、たまたま同じ年を指しているだけです。
その年をどう過ごすか
一般的に言われるのは、新しいことを始めるより、いま持っているものを整える年にする、という過ごし方です。転職、独立、大きな買い物、引っ越しといった動きは、時期をずらせるなら翌年以降に、という説明をよく見かけます。
ただし、これを禁止事項として受け取らないでください。転職や引っ越しは、占いより先に生活の事情で決まるものです。八方塞がりを理由にチャンスを見送ると、失うもののほうが確実に大きくなります。
実用的に読み替えるなら、「準備と足場固めに向いた年」と考えるのがちょうどいいと思います。学ぶ、資格を取る、健康を整える、人間関係を見直す、貯める。次に動くときのための準備をする年、という位置づけです。
そう考えると、9年に1度そういう年が来るのは、むしろ都合がいいかもしれません。動き続けるだけでは、整える時間は作れないからです。
八方除け・方位除けの祈祷について
神社によっては、八方塞がりの年に受ける「八方除け」「方位除け」の祈祷を用意しています。方位にまつわる災いを除ける、という趣旨のものです。
受けるかどうかは自由です。効果を保証するものではありませんが、気持ちの区切りをつける、その年の心構えを作る、という意味では昔から使われてきた方法です。
注意したいのは金額です。神社の通常の祈祷は数千円から1万円程度が一般的で、金額は事前に示されています。これと大きくかけ離れた高額な祈祷や、除災のための壺・印鑑・数珠などをすすめられた場合は、その場で決めずに持ち帰ってください(見分け方はこちら)。困ったときは消費者ホットライン(電話番号188)で地域の消費生活センターに相談できます。
よくある質問
Q. 自分がいつ八方塞がりになるか調べる方法は? A. 本命星が分かれば計算できます。その年の中宮に入る星を調べ、自分の本命星と一致する年が八方塞がりです。まずは本命星の調べ方で自分の星を確認してください。
Q. 八方塞がりの年は結婚や出産も避けるべきですか? A. そうした制限に根拠はありません。人生の大きな出来事を占いの年回りで決めることは、当サイトではおすすめしていません。
Q. 八方塞がりの年に引っ越すとどうなりますか? A. 動く方角がないとされるため避ける流派が多いですが、現実の事情が優先です。引っ越しの方位の考え方は引っ越しの方位はどこまで気にすべきかに整理しています。
Q. 家族が八方塞がりです。何かしたほうがいいですか? A. 特にありません。9年に1度、誰にでも巡ってくる年です。不安をあおるより、普段どおり接するほうが本人にとっては楽だと思います。